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ISOアラカルト

このページは、私が執筆した記事や講演会で伝えたメッセージから拾い出し、「ISOを上手に使おう!」と考えていらっしゃる皆様へご紹介するページです。このメッセージは、毎月(月始めに)更新いたします。

第110話 「パートナのパフォーマンスを改善する」(その2)

3.インフラストラクチャー

「6.5 インフラストラクチャー
◇インフラストラクチャーを効果的かつ効率的に計画し、提供し、運営管理する
◇組織の目標を満たすインフラストラクチャーの適切性を定期的に評価する
◇(図2)に示す事項を適切に考慮する
◇インフラストラクチャーに関連するリスクの特定及びアセスメントを行い、適切な緊急対応計画の策定を含むリスクを軽減するための処置をとる

 昨年末、中央自動車道の笹子トンネルで、天井板が崩落する事故が発生しました。この事故は、インフラストラクチャーの老朽化が災害につながるという現実を、私たちに知らしめてくれました。
 企業活動において、インフラストラクチャーの整備不良、老朽化などによって、次のようなトラブルの発生が懸念されます。
◇災害により作業者が負傷する
◇製品に影響を及ぼす(汚染、損傷など)
◇生産が止まる又は遅れる など
これらのトラブルは、一様なものではなく、企業の業種及び業態、規模、提供する製品によって異なります。そこで、インフラストラクチャーに関連するリスクを抽出し、その影響を評価して、優先順位を決めた上で、リスクを軽減するための対応をしなければなりません。

 4.作業環境

「6.6 作業環境」の要点
◇持続的成功及び競争優位を達成し、維持するための作業環境を提供し、運用管理する
◇適切な作業環境は、人的及び物理的要素を組み合わせた(図3)に示す事項を考慮する
◇作業環境は、作業をする人々の生産性、創造性及び快適性を促進すること
◇作業環境が、適用される法令・規制要求事項を順守し、適用される環境及び労働安全衛生マネジメントシステムなどの基準に対応することを確実にする

 ISO 9001では、作業環境の管理は、「製品要求事項への適合を達成するために必要な作業環境」に対象を限定しています。ISO 9004では、「生産性、創造性及び快適性を促進するために必要な作業環境」を対象にしており、この中には労働安全衛生に関連する作業環境も含まれます。つまり、企業活動における作業環境に係わる全ての要素を含んでいるのです。
 法令・規制要求事項については、例えば、医薬品、医療機器の製造業では、作業環境の運営管理は薬事法を順守しなければなりません。このように、特定の業種では、作業環境管理を法で規制されることもあります。


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