今回は、日刊工業新聞社『ISOマネジメント』誌 2011年10月号 リレー連載「闊達で明るさあふれる職場を作ろう!」から「そんな職場にするためにクレドを活かそう」を4回(第52話~第55話)に分けてご紹介します。今回は、(その1)を掲載いたします。
「ありがとう」が、
あなたに届きますように。
いつも選んでくれるから
おいしいって言ってくれるから
あなたの笑顔が見たいから
そっと伝えたい、感謝の気持ち。
これは、社員全員で創りあげた中央製乳株式会社(以下、当社とする)のクレドです。このクレドをご覧になって、読者の皆様は、当社に対してどのようなイメージを持ちましたか。また、当社の皆さんは、自社に対してどのようなイメージを描いてこのクレドを作成したのでしょうか。
今回からリレー連載は3巡目に入ります。これからも引き続き、3名の執筆者それぞれの個性を活かした記事を読者の皆様にお届けしたいと思います。
『経営理念』、『社是』、『社訓』は、それぞれの意味は若干異なりますが、概して、自社の目的や向かう方向、或いは自社の存在意義を表す言葉として使われています。また、これらの言葉は、企業が向かう方向に対して、従業員がベクトルを合わせるための「道しるべ」にも用いられます。
クレド(CREDO)はラテン語の言葉で、日本では『信条』と訳され、『経営理念』、『社是』、『社訓』などと近い意味を持ちますが、これらとは次の点が違います。
クレドは、『経営理念』などに基づき、社員全員で自社と共に向かう方向を言葉に表したものなのです。
当社の活動内容に話を戻します。当社は、飲用向け牛乳を中心として、バター、粉乳、ヨーグルト、アイスクリーム、プリン、ゼリー、食パン、清涼飲料水など多種多様な食品を製造販売する会社です。当社のISO 9001に係わる取り組みや成果については、本誌2009年10月号の特集記事で紹介致しました(参考文献 参照)。
当社の『経営理念』、『社訓』、『モットー』は次の通りです。
これらは、歴代の経営者により創られた言葉ですが、新たに今年7月、社員全員でクレドを創りました。ここで、読者の皆さんに当社クレドの実物をお目にかけます。(図1 参照)。
日刊工業新聞社『ISOマネジメント』誌 2011年10月号 リレー連載「闊達で明るさあふれる職場を作ろう!」から「そんな職場にするためにクレドを活かそう!」より
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