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ISOアラカルト(山本宏司からのメッセージ) 過去のISOアラカルト
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このページは、私が執筆した記事や講演会で伝えたメッセージから拾い出し、「ISOを上手に使おう!」と考えていらっしゃる皆様へご紹介するページです。このメッセージは、毎月(月始めに)更新いたします。
第48話 「そんな職場にするために福笑いを活かそう」(その3)

今回は、日刊工業新聞社『ISOマネジメント』誌 2011年4月号 リレー連載「闊達で明るさあふれる職場を作ろう!」から「そんな職場にするために福笑いを活かそう」を3回(第46話~第48話)に分けてご紹介します。今回は、(その3)を掲載いたします。

3.「双六」ではなく、なぜ「福笑い」なのか

 お正月に室内でする遊びは「福笑い」の他に「双六」があります。今回のサブタイトルが、「双六」ではなく、なぜ「福笑い」なのか、その理由をここで説明します。
 「福笑い」と「双六」の違いと共通点を(図2)にまとめました(図2 参照)。両者にとって共通な特徴は、「単純な遊び」、「お正月の定番」、「勝負を競う」です。

2.「福笑い」と「双六」

 ここから、「双六」や「福笑い」を企業活動に重ねてみます。企業活動において、期毎の目標値は、高度成長期であれば、時系列のグラフにおける延長線上に簡単に設定できました。しかし、先行きが不透明な現在、確実な裏付けによる目標値の設定は困難です。そして、設定した目標を達成するための手段は、手探り状態で試行錯誤して見つけなければなりません。
 また、企業の内部での協力はもちろん、同業他社とも、時として、競争ではなく、協同することも考えなければなりません。
 「明確なゴールを目指す」、「運任せ」、「多数の競技者」、「互いに競う」という特徴をもつ「双六」。「イメージに近づける」、「状況判断」、「競技者に協力」、「ワイワイ・ガヤガヤ」という特徴をもつ「福笑い」。
 どちらが現在の企業活動の状況に、より近い要素を持つ遊びか、お分かりになって頂けたと思います。

4.三方よし

 江戸時代、近江(現在の滋賀県)商人は、商取引が当事者である売り手と買い手だけではなく、社会を幸福にするものでなければならないという理念を持っていたと言います。これが、「売り手よし、買い手よし、世間よし」、つまり「三方よし」(図3 参照)という言葉で、企業活動における原則として現代まで受け継がれています。

3.三方よし

 このリレー連載のメインタイトルにある「闊達で明るさあふれる職場を作る」ことは、皆様の会社における「三方よし」の実現を図ることにほかなりません。
 ISO9001(品質マネジメントシステム)は、顧客満足の向上、継続的改善による自らのレベルアップ、そして法・規制の遵守を謳っており、「三方よし」の理念に基づき作成された規格であることが分かります。
 この記事の中では、 ISO9001などISO規格の箇条は引用しませんが、ISOマネジメントシステムに役立つ内容であることに間違いはありません。読者の皆様がそれぞれお気づきになったことを、ISOマネジメントシステムの運用に活用して頂ければ幸いです。
 これからの記事に、ご期待下さい。

 

(参考文献1)
『ISOマネジメント』 日刊工業新聞社
「ISOで技術・技能を伝承する -よい製品・サービスづくりの組織ノウハウの活かし方-」 (2008年10月号特集記事)

(参考文献2)
『ISOマネジメント』 日刊工業新聞社
「QMSを上手に使いこなそう -成功事例に学ぶ活用5パターン-」 (2011年2月号特集記事)

 

日刊工業新聞社『ISOマネジメント』誌 2011年4月号 リレー連載「闊達で明るさあふれる職場を作ろう!」から「そんな職場にするために福笑いを活かそう」より

 


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