今回は、日刊工業新聞社『ISOマネジメント』誌 2006年11月号 リレー連載「今だからこそ、マネジメントシステムでわが社のファンを増やしませんか」から「システムを統合してお客さんの満足を得る」を8回(第39話~第46話)に分けてご紹介します。今回は、(その1)を掲載いたします。
私が子供の頃、年の瀬になると親にお正月の晴れ着を買ってもらうことがありました。ただ、洋服は来シーズンも着ることができるようにと、ひとまわり大きいサイズで、袖やズボンの裾は、手や足が出る所で折り曲げていました。当然、見栄えは悪いし、手足を動かしていると折り目がいつの間にか戻り、自分のズボンの裾を踏んで転んだこともありました。子供心に、新しい洋服やズボンを買ってもらうことは嬉しいことである反面、実用面ではあまり歓迎しなかったことを覚えています(図1 参照)。
大きめであった洋服は、次の冬シーズンに丁度ぴったり体に合う時もあれば、成長が予想より速いときには、もうすでにチンチクリンになってしまっており、このようなケースでは、弟へのお下がりに回ってしまいました。最近でも、若者がチンチクリンやダボダボの洋服を着ているのを見かけますが、これはファッションとして身につけているのにすぎず、私の子供の頃の事情とは大いに異なります。
ところで、皆さんの品質、環境などのマネジメントシステムはどうでしょうか。見栄えと機能性を備え、会社の身の丈に合うような仕組みになっていますか。又、このマネジメントシステムに基づく活動により、「いい製品だね。次もあなたのところで作った製品を買うよ」とか、「ここのサービスは最高だよ。また今度来るから、よろしく。」など、お客さんから声をかけてもらっていますか。マネジメントシステムは、方針、目標を定めてその目標を達成する仕組みです。
現代は、激しい競争社会。
こんな「今だからこそ、マネジメントシステムで我が社のファンを増やしませんか」
先月号から始まりましたリレー連載の第2回目の今回は、山本宏司が担当致します。
私は、上記の「今だからこそ、マネジメントシステムで我が社のファンを増やしませんか」をメインテーマとして採り上げ、サブテーマをその都度変えていきます。今月号、その1-土台を固めてお客さんの満足を得る(システムを統合してお客さんの満足を得る)- のシリーズとして、次の執筆を担当いたします。
2007年4月号:その2 -お客さんの意図をコミュニケーションで伝える-
2007年8月号:その3 -ピンチをチャンスに、即時処置と再発防止でお客さんの心を掴む-
日刊工業新聞社『ISOマネジメント』誌 2006年11月号 リレー連載「今だからこそ、マネジメントシステムでわが社のファンを増やしませんか」から「システムを統合してお客さんの満足を得る」より
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