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ISOアラカルト(山本宏司からのメッセージ) 過去のISOアラカルト
ISOアラカルト
このページは、私が執筆した記事や講演会で伝えたメッセージから拾い出し、「ISOを上手に使おう!」と考えていらっしゃる皆様へご紹介するページです。このメッセージは、毎月(月始めに)更新いたします。
第4話 「ISOと南京玉すだれ」
私は、ISOのことを、「手順を作って、それを守るだけのもの」と思っていらっしゃる方々が多いと感じています。しかし、ISOが、ただそれだけのものであるとすれば、あまり企業の役に立つものとはいえません。ISOは、企業をより良い状態にするための道具として使うことで活きるのです。
そこで、ISOアラカルト第4話は、ISOを道具として使うことの意味をご紹介いたします。
読者の皆様は、大道芸のひとつである南京玉すだれをご存じでしょうか。「あ、さて、あ、さて、さては南京玉すだれ」との唄に合わせ、すだれを手の上で操り、浦島太郎さんの釣り竿にしたり、日本国旗にしたり、しだれ柳に変身させる芸のことです。
あ、さて、あ、さて、さては南京玉すだれ

QMSを南京玉すだれに例えると、QMSを道具として使うことの意味が、分かりやすいのではないでしょうか。まず、すだれといっても、日除けのために軒先に掛けたすだれでは、自由に形を変えることはできません。軒先のすだれは、日除けをする目的で作られているからです。QMSも同様に、要求事項に適合することだけを目的として作れば、QMSを様々な形に変化させることはできません。
玉すだれを操って、釣り竿にしたり、日本国旗にしたり、しだれ柳に変身させたりすることは、QMSを目的に合わせ、形を変えて使うことに相当します。仕組みを使っている皆さんが、QMSを、顧客クレームの減少を図るため、不良の削減を図るため、そして、技術・技能を上手に伝承するためなど、それぞれの目的に合わせて使うのです。
次に、「技術・技能の伝承」の目的に合わせたQMSの繋がりの一例を次の図に示します。
QMSの繋がりの一例
「技術・技能」は、ISO 9001の条項において、「7.3 設計・開発」と「7.5.1 製造及びサービス提供の管理」(及び/又は「7.5.2製造及びサービス提供に関するプロセスの妥当性確認」)における活動で扱います。


日刊工業新聞社 「ISOマネジメント」誌 2008年10月号 特集記事「組織を活かす、QMSを活かすための技術・技能の伝承」より


【ISOと他のツールとの組み合わせのヒント】
技術・技能を伝えるQMSの枠組みの図にある8.5.2是正処置、8.5.3予防処置を効果的に使うためには、QCストーリー及びQC手法を活用すると効果的です。特に、QC手法の中の「QC7つ道具」は、問題を解決する過程において、傾向を掴む、原因を特定する、重点指向による活動をする、ときに役立つ解析手法です。



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