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このページは、私が執筆した記事や講演会で伝えたメッセージから拾い出し、「ISOを上手に使おう!」と考えていらっしゃる皆様へご紹介するページです。このメッセージは、毎月(月始めに)更新いたします。

第84話
「温室効果ガス削減のためのPDCA」(その3)

今回は、一般社団法人日本農林規格協会(JAS協会)『JAS情報』誌に掲載した連載記事「PDCAあれこれ」から、2010年4月号「温室効果ガス削減のためのPDCA」を3回(第82話~第84話)に分けてご紹介します。今回は、(その3)を掲載いたします。

 

3.これからどうする


省エネ法、東京都の条例により、温室効果ガス削減の規制対象となる企業は、現時点の制度では必ずしも多いとはいえません。しかし、この先、地球温暖化対策基本法案による温室効果ガス排出量取引制度が本格的に導入されます。否が応でも企業には、温室効果ガス削減への取り組みが求められるのです。
筆者がこのような話を中小企業の社長に話したところ、次のような質問が返ってきました。
「今から温室効果ガス削減に取り組んだ方がよいか、規制の対象となってから取り組んだ方が良いか、どちらが得でしょうか」
この質問に、筆者は『兵法 三十六計』から引用して、次のように答えました。
「『第四計 以逸徒労(いいつたいろう)』:戦いの主導権を握るための策略であり、ポイントは相手より先をとること。
『第九計 隔岸観火(かくがんかんか)』:相手の出方をうかがって、チャンスを待つこと。
温室効果ガス削減の策は、この2つの計のうち、どちらを採用しましょうか。その判断のポイントは、これから先がはっきりしているのか、混沌として分からないかということです。さて、どちらを選びますか。」
社長は、すぐに取り組むことを決断しました。
先を制すことで、

  • ◎省エネ効果によるコストダウン
  • ◎イメージアップ
  • ◎融資などで優遇される

この様なメリットが得られるのです。エコロジーとエコノミーを両立させる。これがこれからの企業のあり方と言えるのではないでしょうか。

 

 

一般社団法人日本農林規格協会(JAS協会)『JAS情報』誌に掲載した連載記事「PDCAあれこれ」 2010年4月号より

 


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