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このページは、私が執筆した記事や講演会で伝えたメッセージから拾い出し、「ISOを上手に使おう!」と考えていらっしゃる皆様へご紹介するページです。このメッセージは、毎月(月始めに)更新いたします。

第71話 「5Sを定着させるためのPDCA」(その1)

今回は、一般社団法人日本農林規格協会(JAS協会)『JAS情報』誌に掲載した連載記事「PDCAあれこれ」から、2010年1月号「5Sを定着させるためのPDCA」を3回(第71話~第73話)に分けてご紹介します。 今回は、(その1)を掲載いたします。

 

1.年のはじめに

新年、明けましておめでとうございます。
一年の計は元旦にあり、読者の皆様も、新たな年の始めにあたり、「今年こそ○○を」と、誓いを立てられていることでしょう。


一年の計は元旦にあり

この時期は、企業においても、トップの年度方針が発表され、各部門における行動計画の策定(P)、実施(Do)・・と年度方針の達成に向けたPDCAを回し始めています。

A社(食品製造業)では、社長は、年初に自らの思いをいくつかの項目にまとめ、これを年度方針として従業員に伝えています。 年度方針の内容は、世の中の変化、顧客のニーズなどを反映するため、毎年変わりますが、唯一、「全員参加による5Sの定着」だけは、何年も継続して掲げているそうです。 その理由を社長に尋ねたところ、「いつまで経っても5Sが定着しません。 5Sができない会社では、お客様の信頼が得られないので、毎年、これを方針の中に入れています。」という答えが返ってきました。
5Sに係わるエピソードをもう1つ紹介します。
B社(工業製品の製造)は、3K(きつい、汚い、危険)職場で、安全、生産性の面で問題を抱えていました。 そこに新しく着任した工場長は、TPM (Total Productive Maintenance:全員参加の生産保全)活動を導入しました 3年後には5Sがすっかり定着し、安全、生産面における問題が改善され、見違えるような工場に生まれ変わりました。 しかし、数年後、人事異動で工場長が転勤すると、まもなく以前の3K職場に逆戻りしてしまいました。
A社とB社の他にも、5Sが定着しないという話は、よく耳にします。そこで今回は、『5Sを定着させるためのPDCA』を提示し、その解決策について考えてみます。

 

 

一般社団法人日本農林規格協会(JAS協会)『JAS情報』誌に掲載した連載記事「PDCAあれこれ」 2010年1月号より

 


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